危機一髪!! 穂高~御嶽ツーリング 2日目その1 / 野趣溢れすぎ上高地乗鞍スーパー林道(白樺峠)

 その昔、「アールチヌ研の眠り姫」との異名を持ったこともあるボクである。2時にいったん目覚めたものの、再び眠りについたら予定通り5時に起床!!!(゚Д゚)ノ オハヨー! 9時に寝たとして5時まで7時間も熟睡したことになる。いざとなったら通勤電車の中で立ったまま眠れるボクにしたら、横になって寝れるだけ幸せ(・ω・)ノ 布団じゃないと眠れない? シュラフってだけで幸せじゃないか!!!

 

 ん? そういやシュラフがやたらと濡れてるような……とふと見てみると、シュラフカバーとシュラフの間で、すげー結露!!! Σ(゚ロ゚;)ガーン!!! キャンプ道具の中で一番濡らしたくないものランキングで堂々のベスト1に輝くシュラフが、初日にして大濡れするとは……orz やっぱり安物のシュラフカバーじゃあかんのやー!!! (ノ´Д`)ノ

 

20121009alps_004

 

 少しばかり寒さを感じる中、空にようやく明るみを感じ始めてから慌ててテントの屋根にシュラフを干してみる。今日も使わなきゃいけないのに……これで乾かなかったら今晩のテント泊は無理だな…とかなり憂鬱な気分。濡れたシュラフほど気持ち悪いだけでなく、やるせない気持ちになるモノはない。

 

 あとは出発までに奇跡的に乾くのを祈るばかりである……(-人-)ナムナム…

 

20121009alps_002

太陽が出るまであと35分!

 

 寝起きからいきなりシュラフを濡らすという大技をかましてしまった自分にすっかり気落ちしたものの、それでもなんとかなるもんさー、とまずは腹ごしらえである。とはいえ、昨日ACOOPで買ったバターロール8個入りと飛騨牛乳。そして、家から持ってきたホーメルのチリビーンズの缶詰。

 

20121009alps_007

 

 バターロールはストーブに網を乗っけて焼くだけだし、チリビーンズはクッカーであっためるだけ。作るものは何一つない(笑)

 

 せっかくなので朝の平湯キャンプ場をどうぞ。

 

20121009alps_009

 

20121009alps_017

 

 などと、のん気に写真を撮ってる場合じゃない。ツーリングライダーの朝は早いのである。というわけで、予定の時間を過ぎるまで待ってみたものの、シュラフがふかふかに乾くはずもなく、やむなく撤収開始。日光もろくに当たらない状態でシュラフが乾くわけがない……orz

 

 とはいっても、今日も快晴!!! バイクをキャンプ場から引っ張り出したところですでに暑いっ!!! このピーカンだもの。そりゃ今日もあったかくなるさ! 予定よりも30分遅い7時半にキャンプ場を出発!

 

20121009alps_019

 

 目の前のR158を東に進んですぐにある交差点が赤だったので止まってふと前をみると、いきなり!

 

20121009alps_020

 

(たぶん)西穂高岳キタ━━━━ヽ(´д`*)ノ━━━━!!!!

 

 昨日とうって変わって(ほぼ)全開ではないかっ!!! んん~。シュラフが濡れちゃったことなんかどーでもいいかもしれない(笑)

 

 気分的にはこのまままーーーーーーーっすぐ進みたいところではあるが、この交差点を右に曲がって安房峠トンネルを走ることに。ツーリングマップルでも安房峠越え(R158)をおススメルートにしてるのに、どうしてこんな新しい、しかも有料のトンネルを選択するのかというと、その昔ボクが全国をうろちょろしてた時代にはなかったトンネルだから。つまり、初体験ナノ♪ というわけなのである。

 

 トンネル入り口の、「ETCカード使えます。ETC割引もアリ。ただし車載器から取り出してカードを直接読み込んでください」というイミフな文言(過去、別府ICと生野ICでの悪夢の経験アリ)を尻目に600円を料金箱に放り投げていざ行かん!!!

 

20121009alps_021

 

 この安房峠トンネルの開通以前はというと、飛騨(岐阜県北部)と信濃(長野県)を結ぶのは唯一、狭いR158しかなく、冬は積雪で通行止めとなるだけでなく、観光シーズンともなると大型観光バスの通行で渋滞になり、一つの峠(安房峠)を越えるだけで最大8時間もかかるほどの難所だったのだが、1997年のこの安房峠トンネルの開通により、たったの5分で飛騨と信濃が結ばれたという画期的なトンネルなのだ。

 

 というようなことを書いてるツーリングマップルを読めば、たった5分とはいえ600円も払おうと思えるものである。トンネルを抜けてR158をひた走り、「乗鞍高原はコッチ→」という看板(つまり乗鞍エコーライン)をスルーした先に出てくる県道26号線へ。

 

20121009alps_023

日陰になるとちょっと寒いかな~? くらい

 

 この県道26号線。何やら「野麦街道」というらしく、ところどころにその名前が。そのまま直進し、奈川という集落のエネオス(GS)を目印に案内板にしたがって右折。朝の静かな、小さい集落を抜けると、そこが上高地乗鞍スーパー林道の入り口。

 

20121009alps_026

 

 その昔、この入り口前まで来たことがあるのである(笑) そう。昔は立派な有料道路で、確か800円だか900円だか忘れたが、1000円近くする料金に思わず引き返したのだけは覚えている。その頃は乗鞍スカイラインも走れたし、どうせ1000円出すんなら何もここを無理に走ろうとは思わなかったような記憶が。

 

 しかし乗鞍スカイラインが一般車乗り入れ禁止になってしまった今、自力で少しでも乗鞍岳に近づくためにはこっちを選択せざるを得ない。しかもこっちは今は無料だし♪

 

 乗鞍スカイラインほど視界もよくなく、道も狭いのだが、

 

20121009alps_027

 

 とにかくこの道はすごい! 何がすごいって、まぁ名前が「林道」だから路面状態が悪いのはしかたないとして、

 

(1)目の前をリスが突如横断×2回
(2)落ちてきたイガ付き栗がヘルメットのシールドを直撃×2回
(3)「落石注意」という看板があった数メートル先には必ずトラップのようにこぶし大の岩が散乱×3回

 

 そして、

 

(4)野生の猿が道を横断してガードレールに乗って腰かけ、こちらをガン見×1回 Σ(゚ロ゚;)

 

 そんな野性味のほとばしる林道をビュビューン! と走れば、ツーリングマップルも「乗鞍岳から穂高連峰まで一望できる絶景の峠」とおススメの白樺峠ダ━o(`・д・´)ノ━!! と思ったら、

 

20121009alps_031

 

 目の前の木々が鬱蒼と茂ってて、一望ってわけにはいきませんでした ┐( ´-`)┌ ま、無料にしちゃったからね。維持するのも大変だ。

 

20121009alps_033

苦し紛れに木々の間から剣ヶ峰(乗鞍岳主峰3026m)? を無理やり望む(苦笑)

 

20121009alps_037

こちらは無理やり大丹生岳(2698m)?

 

 ま、せっかくなんで、

 

20121009alps_035

 

 ちゃんとした眺望がわかるのは、横っちょに遠慮がちに掲げられていた看板だけでした。

 

20121009alps_038

 木々に邪魔されながらではあるものの、やっぱりアルプスってすごいや…(´∀`) としばらく感慨に耽りながら眺めていると、老夫婦が車で到着。ボクと同じように何かの本で見て来たのかもしれないが、がっくり来てすぐに帰っちゃった。まぁ気持ちはわからなくもないけど、これだけ快晴なんだから文句をいっちゃあ罰が当たるってもんだ。

 

 さて、白樺峠からはエコーラインに出ようかと迷ったものの、先を考えると元来た道を戻るのが早い。というわけで下山スタート。さすがに帰りは、(小岩のトラップはしかたないとして)リスの横断とイガ栗の襲撃はなかったものの、やっぱりこちらの方々はまだいらっしゃいました ρ(´∀`)

 

20121009alps_041

通り過ぎるときには二匹揃ってまたもやこちらをガン見

 

 いやね。正直に言っちゃいますとね、このトシになって本当の意味での野生のサルを見たのって初めてなんですよね…(笑) ちょっと通り過ぎたところからズームにして写真を撮ったのだが、お互いを毛づくろい中。これからも仲よくね。

 

20121009alps_042

下りに見えた鉢盛山かな?

 

 林道を県道26号線までくだって、そのまま南下。今度は県道39号線にスイッチすると、一気に野麦峠なのである。

 

(つづく)

 

 

--------------------------------------------------------

01) 初日その1 / 北アルプス大橋から笠ヶ岳
02) 初日その2 / 新穂高ロープウェイ
03) 初日その3 / 平湯キャンプ場
04) 2日目その1 / 野趣溢れすぎ上高地乗鞍スーパー林道(白樺峠)
05) 2日目その2 / あぁ野麦街道~R361(長峰峠・九蔵峠・地蔵峠)
06) 2日目その3 / 御嶽ブルーライン~霊峰ライン~倉越パノラマライン
07) 2日目その4 / 衝撃の五平餅~妻籠・馬籠へ
08) 3日目その1 / 九死に一生を得る!
09) 3日目その2 / 恵那山周遊断念→妻籠散策
10) 3日目その3 / 九死に二生を得る!