ものは考えよう信州ツーリング (1) 10/27 渋温泉

 つじことインカムに大変お世話になったツーリングから帰ったその日、会社の先輩からメールが来た。

 

 「おい。いつツーリング行くねん」

 

 Σ(゚ロ゚;)

 

 今回会社からぶんどった連休は家族サービス、そしてつじことのツーリングに費やし、あとはのんびり......と決め込んでいたわけだが、どーもそうはならないようである。

 

bar 「前にも言いましたが、もう泊まりのツーリングに行っちゃったから無理かなぁ......」
先輩 「まだ連休は残ってるやろ。俺も休み取る。まさかオレ一人で行けってんじゃないよな」

 

 ここまでくるともはやジャイアン級である......。

 

bar 「わ、わかりましたよ...。どこに行きたいんスか?」
先輩 「ほいきた。ほな妻籠から木曽福島あたりをのんびり行こうか! んじゃ7時に香芝SA集合な!」

 

 妻籠。

 

 実は先日つじこと、「北志賀から中山道をたどって妻籠・馬籠あたりに行こう」と言っていた(結局雨だったので行かなかったケド)ので、偶然ってあるんやなぁ...と思いつつ、愛する奥様からもお許しが出たので、しかたがないから行くことにしたのである。

 

 さて当日。

 

 約束の7時の20分前に香芝SAに着いたボクが待っていると、先輩到着。止まっていてもサブいので、話もそこそこにまずは次の休憩地点を東名阪の御在所SAに決め、西名阪~(ボクの大嫌いな)名国~東名阪をひた走り。ちなみに名国では気温2℃でした...orz

 

 9時前に御在所SAに到着。

 

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他にもバイクが数台。伊豆半島に向かうタンデムのご夫婦も

 

先輩 「まぁコーヒーでも飲みながら作戦会議としよう」

 

 ボクはてっきり香芝SAで作戦会議になると思っていたのに、何やらそそくさと出発することになったのでびっくらこいたのだが、まぁ行先は木曽福島界隈と決まっていることもあったので、まぁそんなもんだろうくらいに思ってたんですがね。もう一つ驚いたことは、御在所SAにはスタバが入ってました(知らんかった)。

 

bar 「ここまで来たら妻籠もあっという間ですな」
先輩 「は? 志賀行くで」
bar Σ(゚ロ゚;) 「確か先日は妻籠あたりに……」
先輩 「いや、オレさ。スキーやるやん」

 

 先輩は1級だかのスキー・インストラクターをやっていた時期もあったのである。

 

bar 「それは知ってますけど、ソレとコレとはどういう関係が……」
先輩 「ホントは奥志賀のスキー場がホームやってんけど、雪のない志賀界隈には行ったことないねん。せやからいっぺん行きたいなーと思って」
bar 「はぁ......でも妻籠ならまだしも、志賀高原を1泊では若干キツいものがあろうかと思いますが……」

 

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 でも言い出すと聞かないのも先輩である。

 

先輩 「奥志賀まで行こうとは思わん。せめて志賀草津道路を走りたい。今ならスキーシーズンの直前で走れるハズ! お前、行ったことあるか?」
bar 「2年前にも行きましたよ……」
先輩 「おぉ。さすがはbar。んじゃ連れてってくれ!」
bar 「あのぅ......。志賀まで行くとすると、高速は信州中野ってところになりますケド」
先輩 「信州中野っていうたら志賀への入り口で有名やで」
bar 「いや......。そうでなくて......」

 

 2年前のつじことのツーリングで、帰りに信州中野から一気に走って死ぬんちゃうかと思った経験があったのに、今回はその反対を行こうというのである......orz

 

 というわけで、ボクはてっきり馬籠やら妻籠あたりでしっぽりのんびりツーリングになると思っていたのだが、先輩の熱い思いにほだされて、志賀高原まで行くことにしたのである。

 

 サブいなりに陽も昇ってきて、こうやってSAでボーっとしてるとぽかぽかしてくる。そんな中、猫発見!!

 

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 と思ったら先輩に近寄って、

 

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 しまいにゃ触れあい始めた!

 

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先輩 「おぅ…よしよし……」

 

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bar 「先輩、猫好きなんですねぇ」
先輩 「いや。オレは犬派

 

 どないやねん。

 

 東名阪・御在所SAを過ぎたら、問題は名古屋市内。名二環~名古屋高速11号~東名を経て中央道に入るまでが考えただけで憂鬱......(゚Д゚)ノ でもここはガマン。中央道に入ればあたりの景色も山が迫って、気分も変わるってもんよ!

 

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中央道に入ると周囲の景色も一変

 

 ちょっとずつテンションが上がってきてる10:30に恵那峡SA到着。


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 このへんになると、いくら標高を上げていく中央道でも、ぽっかぽか♪

 

先輩 「さ! いよいよ中央道やな!」
bar 「お。テンション上がってきましたね」
先輩 「おぅよ。ぼちぼち計画の発表といくか!」
bar 「さっき聞きましたよ...ヾ(・∀・;) で、何出してるんスか」→
先輩 「え。るるぶやん」

 

 ω(゚ω゚)ωカパー

 

 しかし、るるぶってのも考えものですな。載ってる情報があまりにも多すぎて、何をどう見たら、何をどう選んだらいいのかさっぱりわかりません(笑)

 

 で、結局な~んも決まらないまま出発(笑) 中央道をそのまま北上すると、長さ8489m(上りは8649m)の日本トンネルランキング4位・恵那山トンネル。

 

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マジで飽きます(きっぱり)

 

 恵那山トンネルを抜けると、景色も変わりますな。ってか多分に気分的なもんだとは思うけど。

 

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 右には南アルプス(赤石山脈)、左には中央アルプス(木曽山脈)。右も左も、屏風みたいに立ち並ぶ山がずーーっと続いてる間を通るこの区間は、やっぱり好きやなぁ。そんなこんなで天気もよく、気温も走っててもまぁぽかぽかっぽくて、気分よ~く走って、次は景色もいい駒ヶ岳SA。(しかし休んでばっかしやな)

 

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 時間も昼前(11時半)だったので昼飯(ボクはお決まりのカツカレー)。腹もできたところでここまでの休憩の多さに、あとは一気に信州中野までを一気に走ることになったんやけど、しかし今まで100Kmごとに休んでる勢いだったのに、いきなり走り続けると、もうしんどくてしんどくて。ほいでもって、信州中野ICで高速を下りてすぐにあったコンビニに入ったのは、駒ヶ岳SAを出てからきっちり1時間半後。

 

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 ヘルメットのシールドにこびりついたたくさんの羽虫を、コンビニでもらった使い捨ての濡れ布巾で取りながら休憩。先輩は150Km一気走行にしんどそうではありながらも、とっても達成感満タンの笑顔。県道29号線からR403に入る頃には一般道の感覚もなんとなく戻ってきて、やがてR292。ここはどーやら長野オリンピックにあわせて整備されたらしい(ソースはツーリングマップル)バイパスで、正面には志賀高原がババーン!

 

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やっほーい! (*`▽´*)ウヒョヒョ

 

 となると、先輩が本日の目的地として定めた湯田中・渋温泉も間近。裏道に入って川沿いの道を看板通り進めば、長野電鉄の湯田中駅。

 

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 よく知らんかったけど、湯田中温泉と渋温泉ってのは厳密にいうと違うみたい。ボクはもちろんこだわりもへったくれもなかったんやけど、先輩はどうやらどーしても渋温泉の方に泊まりたいらしく、初対面なのにミョ~に馴れ馴れしいタクシーのおっちゃんと、

 

おっちゃん 「ん。どうしたの」
先輩 「泊まるところを探してるんですよね」
おっちゃん 「ん。ココ(湯田中温泉)で?」
先輩 「いや。渋温泉でね」
おっちゃん 「あぁ…(ちょっと寂しそうw) そしたらね…」

 

 ボクは湯田中だろーが渋だろーがどっちでもよかったのでのん気に写真とか撮ってましたが、先輩はどーやら行き方もわかったらしく、また川沿いの道に戻ってちょっと先に進む。

 

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 ちょっとしたら見えてきます、おっきな提灯。

 

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先輩は先に行っちゃったのでソロ撮影

 

 そこからちょっと行くと渋温泉のでっかい案内看板。そのすぐ横にある観光案内所に飛び込み、キレイなお姉さんに、「白銀(しろかね)屋」さんという一軒の温泉宿を取ってもらったんですが、

 

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 それにしても、「オレはコースも宿もぜ~んぶ決めときたいんや」 という先輩も、どうやらいきあたりばったりに少しは慣れてくれたようだ。

 

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看板の裏に犬潜むの巻。犬派のハズの先輩は見事に無視

 

 位置的にいうと観光案内所の真裏にあるのが「白銀屋」さん。ほとんど飛び込みだったにもかかわらず、親しみやすい雰囲気の大女将さんに丁寧に部屋に通してもらいました。

 

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 出してくれたお茶と饅頭で一服して時計を見ると、まだ午後3時。でも今日はもうな~んにもする予定がない(ホントはボクはもうちょっと走ってもいいかと提案したのだが、先輩がどーしても渋温泉に泊まりたいと譲らなかった(笑))ので、大女将に勧められたとおり、9つある外湯へ入りに行くことに。

 

 まずは大女将1番のおススメの九番湯・大湯へ。

 

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後ろ姿はすっかりおっさんですな

 

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カランが一つもない純粋な温泉

 そこからちょっと散策。

 

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自己源泉を4つも持ってて国登録有形文化財

でもある温泉宿の金具屋さん 

 

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大阪でも新世界にしかないんちゃうかと思えるスマートボール

 

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一番湯、二番湯はお湯不足で入れず断念。2か所めは三番湯!

 

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3か所めは八番湯。このあたりからなぜか「全湯制覇」的なノリに

 

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ぼちぼち暗くなってきたけど、まだまだ続くよ~

 

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4か所めは四番湯! もう着てきた浴衣もしっとりと……

 

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そろそろ疲れてきた(笑)5か所の五番湯

 

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あと少しだ! 6か所めの六番湯

 

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ラスト(7か所め)は七番湯! 全湯制覇!!!

 

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宿で貸してもらえる鍵。この鍵で外湯に入れます

 

 ってことで、4時20分に九番湯に入ってからのんびり散策しつつ1時間半かけて全湯(一、二番以外)制覇し、ようやく6時になったところで、先輩が待ちに待った「信州蕎麦」を食すべく、渋温泉でも名店の「玉川そば」さんへ。

 

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 店内には、「店内の撮影はお断りします」の貼り紙。あとで聞いたところによると、先輩持参のるるぶにも載ってたらしく、傍若無人な観光客に店内を荒らされた経験がおありなんでしょうかね。蕎麦はやっぱりおいしくてよかったんですが、平日だけあって「白銀屋」さん同様、他にお客さんの気配すらなかったのがちょっと心配ではあった。

 

 しかーし!

 

 蕎麦はおいしかったものの、まだ多少物足りない腹具合のボクたちは、渋温泉で一軒しかない居酒屋に繰り出して、飲めや歌えの大騒ぎ(というのは言いすぎですが)。さんざ飲み食いしてくたくたになったので宿に戻ると8時。

 

先輩 「うー。もうあかん……」

 

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 すっかり果てた先輩は、8時10分には「ぐーすか......」と高らかないびきとともにご就寝。ボクはさすがに8時に寝るのは無理だったのでTVをぼんやりと見てたら天気予報。(違う地方の天気予報は聞いたことのない地区に分けてたりして結構おもしろい)

 

 そこに書いてあったのは、

 

「志賀高原 最高気温9℃ 最低気温0℃」 ヾ( ゚д゚)ノ゛ハァァァァァ・・・・・・・!

 

(つづく)

 

 

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1) 10/27 渋温泉
2) 10/28 信州縦断~志賀草津道路・万座ハイウェー
3) 10/28 信州縦断~県道94号線・蓼科スカイライン
4) 10/28 そして伝説へ……